鈴木 徹司

後悔することは大事

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今日のTV番組で、「後悔」が取り上げられていました。

過去の過ちを悔いて、何度も何度も考え込んでしまうという
ネガティブなイメージの「後悔」ですが、
脳の成長には、非常に大事だとか。

私自身、忘れっぽい性格と「反省はしても後悔はしない」という信条のもと、
滅多に後悔することはないのですが、
その考えを根底から覆すような話です。

まあ、考えてみれば、全く無駄な感情なんて、神様が作ったと思えないんで、
何らかの役割を果たしているはずなんですけどね。

脳科学的に見ると、
後悔は、現実(失敗)と想像(成功)を比較し、
その差を埋めるべく適応能力を伸ばしている脳の働きがあるとのこと。

もし、あのときこうしてたら、うまくいったかもしれないのに・・・とか
せめて、こんなふうに言ってたらな~とか

できるだけ具体的に、くよくよと後悔したほうがいいらしい。

何年も後悔しているときは、次に失敗しないための適応力をつけるために、
脳がすごい頑張っているんですね。

究極的には、自分の人生そのものを後悔することがベストだとか。

自分の人生は良かったことにしたいし、
頑張ってきたことにしたいし、
これまでの自分も肯定したい。
後悔し始めたら、止まらなくなって、抜け出せなくなっても怖いしね。

そんな感情を超越して、自分の人生を後悔し始めてみる。

考えてみると、後悔だらけのような気もしてきた。
具体的に思い出せないのが残念だが。

それにしても、後悔ばっかりしている人って、あまり成長していないような気がするんだけど、
いい後悔と悪い後悔とかがあるのかな。
そのあたりにも研究が進んでほしいですね。