増野 佐智子

黒子になる

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サポート行政書士法人の増野です。

完全に趣味の域で、チャイルド心理&家族療法カウンセラー資格を取得中です。

カウンセラー資格取得で、一番難しさを感じるのが… 「カウンセラーが問題を解決しないこと」です。

カウンセラーは、対象者が自分の力で考え、 自分の力で乗り越え自信を取り戻す工程の「支援」に徹します。

つまり、対象者に大きな影響や変化のヒントを与えつつも、 自分は存在感を消して、真っ暗闇にいる黒子のごとき存在になる必要があるんです。

私の場合、「本質的な問題を特定し、それに対して適切な対策を講じる」に慣れ過ぎて、 問題を見つけたら即対策しない/自ら解決しないと気持ち悪い位なので(笑) この辺り、もう一段も二段もレベルアップが必要なんです。

確かに、「カウンセラーが問題を解決する」だと、 対象者本人は、自分の力で解決できた体感が得られず、 カウンセラーがいないと前進できなくなってしまいますね。

プライベートでそんなことを痛感していた所、 奇しくも、鈴木さんからの下期評価セッションを経て、次の課題になったのもこれ。

どれだけ自分が中心に立たず存在感を消して、今以上の成果をあげるか、です。

確かに、私の中にはまだ野心みたいなものがそこそこあります。 例えば、金融不特業務について「皆の一人立ちを心から応援する私」と「私の知らないことを誰かが知ってると悔しくて誰よりもインプットする私(一番でいたい自分)」とが併存している気がします(笑)

私自身は、何かの管理等を細かくするのもされるのも嫌いで、 「MBA(Management By Absence/不在経営)」を目指していますが、

アドラーの心理学(嫌われる勇気)的に考えると、 「自分がいないと困る/自分がいることで前進する人・場面をあえて残しておくこと」で、自分の居場所を確保したり存在意義を実感できるようにしているのかもしれません。

お気に入りマンガ「ファブル」では、最強の殺し屋は、 強さの気配すらを消して一般人に紛れる技術を身に付けています。 なんなら周囲から弱い人と思われ、チンピラからナメられています。

二流の殺し屋は、強さの気配が隠し切れません。

三流の殺し屋は、「自分は殺し屋」だと自分の強さを主張して、周囲を怖がらせます。

私も、目指すは最強の殺し屋!(なんの話だ(笑))

自分の存在感を消しながら、どれだけ影響力・成果を高められるかに挑戦していきます!