芳村 祐枝

自己肯定感 その2

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芳村です。
前回に続き、自己肯定感についてです。 

自己肯定感が少ない人は、 自分のことを、過小評価する傾向にあると思います。

私のエピソードですが、 20代のころ、友人と自分の将来についてよく語り合っていました。

傾向として、自分の状況や将来に、 彼女はネガティブで、私はポジティブでした。

でも、客観的、世間的な視点では、 彼女の方が、人並みに順風満帆で、 私の方が、紆余曲折、山あり谷ありでした。

でも、自分の状況に、 彼女の方が悲観的で、私は楽観的でした。

それは、明らかに、自己肯定感の差でした。

やってもやっても、自分ことを認められない。 「今」の自分に対して、合格点とできない。

その背景の1つに、成人するまでの間の母親からの評価の違いがありました。

彼女は、(世間的には評価される様な)自分の行為について、 母親から褒められたり喜ばれた記憶が殆どないとの話でした。 一方、私は、世間的には目立たない様な場面でも、 私個人の成長として、褒められ、喜んでもらっていた記憶しかありません。 そして「今」出来ていないことも、出来る様になる力(潜在能力)があると信じ、 私にも伝えてくれていました。

何の裏付けも根拠もありません。 只々、自分の力(潜在能力)を信じるだけ。 そして、「今」の自分ができる精一杯のことをするだけ。

でも、現在の私を形成している重要な要素になっています。

私は、SGの社風にも同じものを感じます。

「できない自分」に向き合ったとき、 持っている力(潜在能力)を信じ、成長するように促してくれる。 もちろん、仕事の場なので、時には厳しく、結果を出すことは求められますが、 根底に、持っている力を信じ、認めてくれる愛がある。

子供の頃は、世界が小さいので、自分自身や家族からの評価が絶対的になりがちですが、 社会に出ると、信頼できる第三者と多く巡り会うことができます。

信頼できる人、一目置く人、尊敬する人、 そんな人達の客観的な評価や信じてくれている心を素直に受入れ、 そして、何より、自分が、自分を認め信じる。

それが、個人的にも、社会人としても、成長していく要素になると思います。