芳村 祐枝

自己肯定感 その1

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芳村です。
今年度は、8名の新入社員が入社しました。

社会人1年生。 学生までの感覚とは異なることが多くあります。

自己評価も、できることが多かった自分から、 周りの人が当たり前にしていることで、自分はできなてないと感じることが多くなります。

愕然とします。 自信失くします。

でも、それは当たり前です。 それに、言うなら、社会人経験を積んでも、 それぞれのステージで、できない自分と向き合うことは続いていきます。

精神的に負荷もかかります。

そんな中で、私が大切だと思うのは、「自己肯定感」です。

これは、決して、今の自分ができていると肯定することではありません。 自分の力(潜在能力)を肯定することです。

私は子供の頃、 親から「貴女は、カッターではなく、鉈(ナタ)のタイプだから」と言われていました。

現在の私からは想像できないと言われそうですが、 子供の頃の私は、恥ずかしがり屋で、 人の前に出るのが嫌で、後ろ後ろに隠れる子でした。 目立つのが嫌で、手を上げて発表するとかあり得ませんでした。

そんな私に対しての言葉でした。

「今」、立派にできなくてもいい。 でも、できるようになる力を持っているから、 「今」の自分ができる精一杯のことをやりなさい、と。

カッターは、すぐ使えて、スッと切れるけど、 ナタは、使いこなせるようになるのに時間がかかる。 でも、切ったときの切り口は、カッターよりも深い。

カッタータイプの人は、比較的、最初から、自分の力を発揮できるけど、 鉈タイプの人は、自分の力を発揮するまでに少し時間がかかる。 でも、決して、力がないのではない。

もちろん、社会人は、結果を出していく必要があるので、 早く力を発揮できる様に、今の自分ができる精一杯のことへの取組みは必要ですが、 必ず自分はできる様になると信じる。 自己肯定する。

成長した未来の自分を自己肯定して、 一歩一歩、進んでいきましょう。