清水 侑

「ネットワーク型」とコミュニケーション

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秋葉原オフィスの清水です。

今日は、私が入社以来感じている当社の組織の特徴について書きたいと思います。

まず、一般的な会社の組織はいわゆる「縦割り型」が多いように思います。社長がいて、その下に各部門のトップがいて、その下にマネジャーや平社員がいて、という形です。

一方、当社の組織がどうなっているかというと、縦割りではなく、社長を中心に各社員が網の目のように繋がっています。各社員はそれぞれがそれぞれと繋がっています。在留資格や許認可などの業務ごとにチームを組んでいる箇所は、その繋がりが強い状態です。このブログではこのような組織のあり方を便宜上、「ネットワーク型」と呼びます。

そして、この「ネットワーク型」は、インターネットのネットワークと同じ構造でああるため、その特徴もインターネットのネットワークと同じになってきます。インターネットでは個々の利用者が網の目のようにつながっているため、例えばある利用者が繋がらなくなったとしても、ネットワーク自体は生き続けます。これが、もし誰かがネットワークの中央管理者であった場合、その管理者がダウンすると、すべてのネットワークが潰れてしまうという大惨事になるため、それを避ける構造になっているのです。

当社の組織もそれと同じような特徴を持っていると思っています。例えば誰かが長期で休みを取らざるをえなくなっても(ネットワークの一つがダウンしても)、その人と繋がっている他の社員がフォローできたり、仕事を引き継ぐことが可能になります(ネットワークが生き続ける)。組織とは結局人の集まりなので、人に何らかの問題があっても潰れにくい強みがあります。

「ネットワーク型」の根幹は繋がりにあるため、繋がりが強い箇所では仕事の上でも円滑に進むことが多く、また互いにフォローし合うことが簡単になります。逆に、組織として繋がりが弱くなる(コミュニケーションをとらない)と、「ネットワーク型」の組織は立ち行くかなくなってしまうということが容易に想像できます。

そのため結論として、とにもかくにもつながりを強くすること、つまり社員間のコミュニケーションの量と質を高めることが、「ネットワーク型」の組織のリスクを減らし、より強靭にするために必要だ、ということになります。平たく言えば、仲良い人とも、そうでない人とも、もっと良く話しましょう、ということですね。