坂本 那紗

日本語の難しさ

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こんにちは。
新宿オフィスの大久保です。


化粧品の許認可やビザの業務に追われ、毎日格闘しています。

さて、私事ではありますが、最近友人カップルが別れそうになりました。

双方から話を聞いて、私が仲をとりもち、仲直りできたのですが、その原因は些細な事でした。

彼女が、「○○に行きたいね~」と提案すると
彼は毎回「皆で行ったら楽しそう!」と答えていたそうです。

それが続き、ついに彼女は「皆と行きたいばかりで、私と二人では行きたくないの!?」と訴えました。
それに対して彼は、「二人で行きたいという提案だと思ってなかった」と。
それを聞いた彼女はヒステリックになり、「少しはデートプランだっていう思考はないの!?そのくらい分かってよ!!そう思ってくれないのが私は悲しい!!」と泣いて訴えたそうです。
そこで彼が一言。
「めんどくさ・・・」

その一言で、彼女は自分の感情がめんどくさいの一言で拒絶されたと思い、別れようとしたようです。


これどちらも悪いと思うんですよね・・・。

彼に話を聞いたところ、面倒くさいと思ったのは、彼女の態度だそうです。
ヒステリックに泣いてしまい、まともな話ができないと思ったから。
だから、彼女の言ってることに面倒くさいと言ったわけではなかったんですね。(だからって言っちゃいけませんけどね。)

この問題、お互いの言葉不足と思いこみによって起こったと思います。

彼女は、誰と行きたいとは言っていなかったですし、「皆で」と言われたときに不満を飲み込んで、何も言わなかった。
もし、一番初めに「皆で」と言われたときに「私は二人で行きたい」と言っていればこの問題は起こらなかったはずです。

もちろん、彼ももう少し想像力を働かせていれば、分かったことだと思いますし、ヒステリーが面倒くさかったとしても話している相手に「めんどくさ・・・」と言ってしまえば、相手が傷つくことは容易に考えられます。


お互いが自分の都合の良いように言葉を思い込み、起こった問題ですが、
これって日常生活やビジネスでも起こり得る問題です。

言葉不足や思い込みが起こらないように、頭を使って、想像力を使う。
人と生きていくには、必要なスキルですよね。