増野 佐智子

「不安」の上手な使い方② ―不安の特効薬―

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おはようございます、新宿オフィスの増野です。

前回のブログで、
「人は、本能的かつ無意識に、自らエンドレスに不安に陥る賢い生き物」とお話しました。 

まだ起きてもいない仮説を勝手に立て、勝手にそれが現実に起きたように心を悩ませ、
自分で自分の心を疲弊させている状態、これが不安の正体でした。

この不安な時間は、無意識の内に行動が減り、視野も狭くなり、
何も進まず、何も解決しない非生産な時間です。

この不安を上手に使うためのファーストステップは、
「不安はなくせないと潔く諦めること」でした。

さて今日は、そうは言っても、不安に襲われたらどうしたらいいの?ということで、
具体的な対応策をお話します。

すごい簡単。たったの2ステップです。

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>>>①角度を変える
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「不安=ネガティブな要素」と捉えられることが多いですが、実際は違います。

不安は「自分を知る為の大きなヒント」です。

不安は、自分の好きなこと、こだわりがあること、
大事にしていることにほど、大きく働きます。

※前回例に挙げた男の子も、電車が好きじゃなかったら、
 何の不安に襲われることもなかったと思います

不安が襲ってきたら・・・
ぜひ、自分には「その不安と逆の実現欲求がある」と、角度を変えて理解するようにしてください。

例えば、「予算達成できないかもしれない」と不安に襲われたら、
「そうか、自分は予算へのこだわりがあるんだ、予算を達成したい欲求が強いんだ」と、
ただそれだけを受け止めましょう。

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>>>②行動しまくる
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自分の欲求を知ったら、それを実現する為の策を練って、どんどん行動しましょう。

行動をすることで、不安はどんどん小さくなり、心を傷つけることはなくなっていきます。

どんなささいな行動でもいいので、とにかく行動するんです。

やってみる、誰かに聞く、教わる、
本を読む、真似る、頼る etc

不安の特効薬は「行動」です。

おそらく行動することでしか、不安を小さくすることはできません。

でも逆に、行動により、いくらでも不安を小さくすることができるんです。

ということで。

不安を上手に使う為のポイントは・・・

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●不安は絶対なくせないと潔く諦めること
●不安は、自分のこだわりを知るヒント。角度を変えて理解すること。
●自分の欲求を実現する為に行動しまくること
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皆さんも、ぜひこれを実践し、不安をなくす無理難題に立ち向かうのではなく、
不安を上手に活用して欲しいと思っています!\(^-^)/