鈴木 徹司

勝因分析

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仕事は上手くいく場合と上手くいかない場合がある。

 
上手くいかなかったときに、なぜ失敗したのかをしっかり考える。

ビジネス上では、一般的に「敗因分析」が行われている。

 
一方、勝因分析という手法もある。

上手くいったときに、その要因を分析し、反復性をもたせるやり方だ。

 
どちらも、改善を求めての手法になるが、

実際のビジネスでは、勝因分析のほうが、改善効果が高いように感じている。

 
勝因分析していくと、

当然のように成功したと思える事例にも、

スタッフの陰の努力があったり、見えにくいチームワークがあったり、

顧客との深い信頼関係があったりすることが分かってくる。

「○○さんの準備がよかった」

「はじめにしっかり打ち合わせして情報共有できた」

「いつも前向きな雰囲気を保てた」

「その場で役割分担を決めて、すぐに取り組めた」

そんな分析結果が次々とあがってくる。

 
仕事が上手くいく背景には、ちゃんと理由がある。

そして、その理由は、当然のように繰り返されるわけではなく、

ほとんどの場合、繰り返すことができずに、次回は失敗する。

 
だからこそ、何が成功の理由なのかをみんなで理解していくことは効果がある。