古田 晶稔

天網恢恢疎にして漏らさず

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天網恢恢疎にして漏らさずという故事成語があります。

天は悪人を逃すことはなく、悪事を行えば必ず天罰を受けるという意味です。

一般的に使われている因果応報とだいたい同義かと思います。

こういった言葉は悪い方向を指して使われますが、

良い方向にも同じく妥当すると考えています。

努力は必ずしもその目的通りの結果を生むものではありませんが、

すぐではなくても、意図した結果ではなくても、きっと何らかの形で良い結果を生むと。

ある大会で優勝するために必死で練習をしたとしても優勝できるとは限りません。

ただ、それをずっと続けていけば別の大会で優勝できる日が来るかもしれませんし、

そうならなくても努力の過程や経験が全く別のところで活き、

意図しない成果に繋がる可能性もゼロではありません。