名取 正輝

闇ビジネス

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ここ最近、暴力団関係者らによる組織的な“養子縁組ビジネス”なるものが増えているそうです。 

 首都圏の男女約60人が養子縁組を197回にわたって繰り返し、パスポートの不正取得にかかわったり、多重債務者が姓を変えて借金を重ねたりしていたということです。

日本人が仲介者のもと養子縁組により、新しい姓を作る

            ↓

その日本人名義で作ったパスポートを外国人に売る(150万円(今回発覚したケース))

 という流れです。

問題点として第三者が申請できてしまうことや、養子縁組の届出は書類上不備がなければ、

多少不自然であったとしても受理され成立してしまうということでし
ょう。

2008年改正戸籍法で、本人確認は義務づけられているものの、

役所側は「調査権はなく、仮に不審な点をみつけても受理せざるをえない」ということです。

 不正な届出や申請も後を絶たず、都内でも、証明書取得など最近厳しくなってきております。
役所によっては委任(委任状)を受けての証明書取得は窓口のみとされ、

なるべく郵送申請に対応しない傾向になってきたように思います。

正直、不便ですね。

規制が厳しくなることは、ある意味もちろん望ましいことですが…

結局いつも、イタチごっこになってしまうんでしょうね。

世直しせねばなりません。