鈴木 徹司

投資と消費

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消費とは、「物・時間・エネルギーなどを、使ってなくすること。」
投資とは、「利益を得る目的で、資金を証券・事業などに投下すること。」 (大辞林より)

お金を使うとき、この二つに大別されます。

私の定義は、少し転じて
消費とは、「リターンを目的としないお金の使用」
投資とは、「リターンを目的としたお金の使用」 となります。

どちらもお金はなくなりますが、そのリターンを目的としているかが異なります。

何事にもリターンを求めるのは、
世知辛いように聞こえるかもしれませんが、
私は、自然の摂理だと思っています。

ここでいうリターンとは、
健康になること
楽しい気分になること
幸福感に浸れること
お金が増えること
災難がましになること
などで、必ずしもお金の増加ではありません。

親切をしたときに味わう爽快感
困難を克服したときの達成感
自分の夢を実現したときの自己満足感
なども含まれます。

外食するときにしても、
単におなかを満たす消費性の強い行動もあれば、
健康になるために食事をするという投資的な行動もあります。

もちろん、崇高な目的でなくても、心身ともにリラックスしたいという理由で、
お気に入りのカフェで過ごすのも投資です。
その後に気分よく仕事ができるなどのリターンが望めるからです。

リターンがさらに膨らんで、さらに大きなリターンを生む。
そんな好循環が私は好きです。