鈴木 徹司

ミスしたときは、リカバリーが必要

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鈴木です。

人間は誰でもミスをし、周りに迷惑をかける。

そのときにするべきことがある。

①     謝罪

②     対策

③     リカバリー( = 回復)

  仕事の打ち合わせに10分遅れたとしよう。
「遅くなってすみません!」が①の謝罪だ。
「今後、早めに着くように、スケジュールの立て方を変更します。」が②の対策になる。

  ここで終わってしまっては、トラブルが大きくなる可能性がある。
必要なのは、③のリカバリー。

  リカバリーは、相手の気持ちに沿って、被害を回復することだ。
物を壊したとかの被害は、弁償すればいいので、分かりやすいが、
心情的な被害は、見過ごされやすい。

  相手は、10分待ったことで、嫌な気持ちになり、打ち合わせに身が入らない状況かもしれない。
その気持ちに沿ったリカバリーをすることが大切になる。

  相手のを明るくするために、楽しい話を積極的にしたり、
今回はあえて延期にして、打ち合わせの日程を改めて設定したり、
次回以降ち合わせでは、相手よりも早く来るようにしたりする。

  リカバリーの難しいところは、相手に合わせるところにある。
こうすればOKという法則はなく、その人の心情に沿って、最適な方法を模索することになる。

  これができると、「雨降って、地固まる」という、マイナスをプラスに転化できる。

  逆にできないと、いつまでも信頼関係が回復しないことにもなる。

  自分が謝っても、相手がなかなか許してくれないとき、
逆ギレして、相手を責める前に、
自分が、リカバリーしたかどうかを考えてみよう。