鈴木 徹司

マージャンの魅力

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 マージャンは奥の深いゲームだ。

最近、子供たちに教えるようになって、その魅力を再確認することができた。

 

マージャンは、自分の手牌を良くするために、

自分の番になると、一牌ツモリ、一牌捨てるを繰り返す。

毎回、どの牌を捨てるかの決断をすることになる。

その決断とは、自分の手牌の可能性を絞っていく取捨選択の作業だ。

一つの牌を捨てることは、その牌を使っての上がりをなくすことであり、その選択が良くも悪くも自分の手牌を築くことになる。

 

人生になぞらえてみると、面白い。

たくさんの選択(可能性)があり、どれかを取捨選択し、自分の道を選ぶ。

捨てた牌が戻ってこないように、人生の選択でも取り返しはつかない。

成功と失敗を繰り返しながら、自分の形を作っていく。

 

ツモる牌によっては、前回捨てた牌が惜しくなる場合がある。

もちろん、取り戻せる訳ではないので、今回ツモった牌もまた捨てることになる。

 

子供たちも始めこそ 「あ~!」 っと残念そうにしていたが、

その本質を掴み始めた。

 

過去は変えられない。

今にしか選択権は与えられていない。

 

過去の判断が結果的に選択ミスだったとしても、

それを受け入れ、ネガティブにならずに捨てられるようになった。

取り返しのつかない判断を自分ですること、それを受け入れて前に進むこと、

それがマージャンの魅力のひとつなのだろう。