熊野 成夏

自分のために頑張れる人と人のためなら頑張れる人

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最近、「自分はほんとに自分のためだと頑張れないな」と思うことが多くあります。

自分のために頑張れる人の例を挙げるとすると、

・ダイエットをストイックに頑張れる人
・試験に合格するため自分を追い詰めてガリガリ勉強できる人
・地味な筋トレを毎日続けている野球部の後輩

そういう人を見ると、すごいなーと感心してしまいます。 今の私にはダイエットも試験勉強も筋トレも頑張れません。 前の自分は、自分のためにも結構頑張れたはずなのに、どうしちゃったのだろう?と 自分のことが少し嫌になったりもします。

でも、最近中高の部活の後輩に会って、「私らは自分のためには頑張れないけど、人のためだったら頑張れるよね」と話して、なんだかしっくりきました。

私らは吹奏楽部で、「ユーフォニウム」という大きい金管楽器を担当していました。 ユーフォニウムは、基本的にはメロディのハモりや伴奏、ツッコミばかりで、メロディは1曲に1フレーズほどしかありません。要は地味な楽器です。

でも私らがなぜ6年間も地道に練習し続けたのかというと、

・みんなで力を合わせて演奏するのが楽しかったから
・メロディがより目立つように際立たせることにやりがいを感じていたから
・ユーフォニウムのメンバーをはじめ部員のことが好きだったから

など、周りの人がいたからであって、自分がいい音を出すためとか目立つためとかではありません。 きっと私の「周りの人のためなら頑張れる」スタイルは吹奏楽部での経験がもとになっているのでしょう。

これを今の仕事に置き換えると

・お客さんや社内のチームのメンバーと一緒にハードルを乗り越えて申請することにやりがいを感じるから
・お客さんの業務の負担を減らしたり、やりたいことのお手伝いができたりするのが嬉しいから
・お客さんや社内のチームのメンバーが好きだから

などになるなと気づきました。

社会人になって3か月が経ちましたが、「周りの人のためなら頑張れる」ところをいかして精進していきたいと思います。 (周りの人がいなくても、このためだったら頑張れる!という目標も見つけたいですね。