鈴木 徹司

本当は、相手がすばらしい

Print Friendly, PDF & Email

26歳で結婚して、何か一緒にやろうということになって、
競技ダンスをすることにしました。
それから16年、いろいろな形でダンスに関わってきました。

競技ダンスは、男女ペアで数組が一緒に踊り、その優劣を決めるのですが、
ペアのどちらかが上手に見えると、その相手側が評価されます。

「女性を綺麗に躍らせているね」
「男性が引き立っているよ」

女性が素敵に見えるのは、実は男性がしっかりサポートし、
華麗な動きをうまくリードしているということ。

男性が格好よく見えるのは、女性がさりげなくフォローし、
男らしさを引き立てているということ。

ダンスをしていると当たり前の感覚です。

最近、夫婦にも同じことが言えて、
素敵な奥さんには、それを支えてくれる、すばらしい旦那さんがいる。
ってことが分かってきました。

もちろん、魅力的な男性には、その魅力を十分引き出した奥さんがいます。

ダンスも夫婦も、本当は相手がすばらしいんですよね。

と、この法則を、上司部下に当てはめてみました。

すばらしい上司に見えるのは、実は、部下がすばらしい。
すごい部下だと言われるのは、実は、その上司がすごい。

逆にいうと、
デキの悪い上司に見えるのは、実は、部下のデキが悪い。
ダメな部下だと思われているのは、実は、その上司がダメだから。

う~ん、そんな風に考えたこともなかった。