鈴木 徹司

ダメなものはダメ?

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主体性をどう伸ばすかを最近考えています。
子どもの教育について、一貫した方針や夫婦が同じコトを言うことが大切と語られることがあります。

子どもが混乱したり、都合よく受け取ったりしないように、
ダメなものはダメ、と母親に聞いても、父親に聞いても無理だということです。

事前に、価値観のすり合わせやどちらを優先するかを決めておくと、
夫婦はワンボイスで、子どもに接することができます。

子どもは、母親に聞いてダメなら、父親に聞いてもダメと分かり、
それができるかどうかは、すぐに分かることになります。

上記のようなメリットが分かりながらも、
うちの家族は、逆を行っています。

母親と父親が、正反対のことを言う。
母親がダメと言っても、父親は賛成してくれた。
父親は反対したが、母親の協力のもと、説得できた。

一見、非効率でムダが多そうです。

それでも、この状態がいいと思うのは、
社会に出ると、このような混沌としているのが通常で、
そのなかで、自分がどのように行動するかを決める必要があるからです。

子どもは、このような状況になると、
頭をフル回転させて、何とか自分の意思を実現しようと画策します。

手変え品変え、チャレンジしてきます。
ベストなタイミングを見計らうようになります。

自分が選択したやり方で、結果が変わる。
18歳くらいになってから、急に自分で決めなさいと言っても、難しいように思います。