名取 正輝

判断

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人と違う判断に価値がある

満場一致の意見や判断は危険サイン

SGの主任の判断はそうあるべきですが、難易度も高く、かなり意識的に取り組む必要があります。

人と違うとは、単に奇をてらった判断というということではありません。

総合的な要素を加味し、かつ短時間でジャッジをする必要があります。

当然、正解はない中で。

判断をするとなると、まず軸を決めたくなりますが、

軸を決めるということは、ただ、基準や軸に当てはめる作業をしているというだけで

そこに判断はありません。

例えば、パソコンを買ってきてくださいという指示があったとして


「予算はいくらですか?」


「150,000円ぐらいかな」


予算スレスレの149,800円の商品を買ってくる。

予算の中で一番高いもの(一番良いやつ)

こういうことになります。


業務効果が見込めるのであれば、商品が200,000円の選択肢もあるし、

70,000円もあるはずですが、予算を軸としているので、その判断ができなくなります。


そして、判断のポイントは現場目線を入れないこと。

ここを入れてしまうと、現場社員と同じビジョンになって、主任としての適切な判断ができなくなります。


担当者アサイン一つとってみても

〇〇さんは他の業務でいっぱいだから、経験がある人を入れた方がいい、短時間さんは厳しそう…等


重要なのは、判断がゴールではなく、その判断を良くするも悪くするも

その後次第ということ。