磯谷 健悟

”流れ”に乗る

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こんにちは。

秋葉原支店の磯谷です。

急ですが、皆さんはスポーツをやられているでしょうか。

現在もやられている方、学生時代にやっていた方など、

さまざまいらっしゃるかと思いますが、

私は現在、小中学校までやっていた野球を再び始めました。

草野球ながらちゃっかり公式戦などに参加しており、

結構真剣に取り組んでいますが、

その際に思うこととして、対人型のスポーツには、

どんな場面でも”流れ”というものがあるなと感じます。

サッカー、ハンドボール、バスケット、テニス、ラグビーなど、

あらゆる対人スポーツは1試合に必ず何度か流れが来るものです。

ただ、野球ほど、その流れが顕著に表れるものはないと思っています。

(個人の感想です。多分人により異なります笑)

野球というのは、他の球技スポーツのように

ボールが目まぐるしく動くわけではなく、

ワンプレーごとに時間をとられたスポーツになるので、

たったワンプレーだけでチームの命運を大きく分けるものとなります。

そのため、野球というのは素人目でも分かりやすく”流れ”が見えるのですが、

意外に普段の業務にも目に見えて”流れ”というのがあるような気がします。

その”流れ”を的確に掴むことができれば、

上昇気流にのって勝ち切ることができたりします。

流れに乗るには、必ずチャンスやピンチがあって、

その数回のチャンスを掴むか、もしくはそのピンチを乗り越えるかで、

流れに乗れるかどうか大きく変わることになるでしょう。

例えば、業界大手会社から問い合わせがあったというチャンスや、

提携先からクレームが入ったというピンチが発生したとします。

明らかに誰が見てもわかるようなチャンスとピンチですよね。

このチャンスを掴むことができれば流れに乗れるし、

逆に逃してしまうとダメージとなりしばらく流れはこないかもしれません。

また、このピンチをうまく立ち回って挽回できれば流れに乗れるし、

逆に事を大きくしてしまうと、取り返しのつかないことになります。

めちゃくちゃ当たり前のことを言っていますが、

そんな事を言いたいわけではありません。

ここでようやく本題に入らせていただきます。

大事なのは、チャンスやピンチになったときの立ち回り方ではなく、

チャンスやピンチに遭遇するまでに、

どれだけの布石を打てていたかどうかになります。

野球で言えば、チャンスになる前までの過程で、

前の回に相手打線を三者凡退にしただとか、

前の打席で次に活かせるような価値のある凡退をしただとか、

個人個人の小さな要因が重なってチャンスやピンチが生まれます。

仕事であっても同様で、問い合わせが来るまでに、

どこまで一人一人がサイトを拡充をさせていたか、

クレームが来るまでどれだけ未改善のまま不適切な業務フローで

仕事をこなしていたかが焦点となって、

チャンスやピンチという形で私たちの前に立ちはだかってきます。

チャンスやピンチが来てからああしようこうしようというんじゃ、

もう遅いわけなんですよね。

チャンスが来たから今からめちゃくちゃ素振りしようとか、

ピンチがきたから今から練習していない変化球を投げてみようとか、

その場凌ぎにもほどがあるし、大抵うまくいきません。

チャンスやピンチというのは、

必死になっていればどこかで絶対に遭遇します。

その時に、いかに過去の自分が準備できていたかが勝負です。

流れを確実に掴むことは本来であれば非常に難しいことではありますが、

一回流れに乗れば今後の業務が大きく変わっていきます。

うまく”流れ”に乗れるよう、日々研鑽を積んでいきましょう!