塚本 純平

常識を疑え!

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中一の始めの頃、当時所属していたサッカークラブの合宿があり、合宿所で一夜を明かし、朝起きて、使った布団やシーツをたたみ、きれいにしたら監督に激怒されました。

なんで激怒したか分かります?

「お前らは掃除のおばちゃんのことを考えていない」とのこと。

要はシーツをたたんだ状態で洗濯機にかけず、一回くしゃくしゃにする必要があり、たたむと返って手間になるとのこと。

たたむと運びやすいというメリットはあるが、そのメリットとくしゃくしゃにするデメリットを比較すると、シーツはたたまずに一か所にまとめて置くのがベスト、ということでした。

確かに、そんなに大きな合宿所ではなく、洗濯場所も近いのでそれがベストな選択なのかもしれない。

今までたたむことになんの疑いの余地もなく、よかれと思ってやっていたが、そうじゃないことがあるのか、と思い知ったときでした。

SGキーワードである、「他者への想像力」とか、「全体最適」とか、「作業的に仕事をやらない」とかの要素が入っているように思います。

一般的によかれと思われていること、大勢がよくやっていることこそ、本当にそれがベストな選択なのか疑う必要があります。

ただ、掃除の人はおばちゃんではなく、お姉さんだったことは口が裂けても監督に言えなかったです。