鈴木 徹司

再挑戦しにくい社会?

Print Friendly, PDF & Email
おはようございます。
鈴木です。

日本は再挑戦しにくい社会だと一般的に言われます。

学校を卒業して、社会に出るときには、多くの会社が門戸を開いてくれます。

人によっては、有名な大企業に入ることさえできますし、
贅沢を言わなければ、自分の就職先を選ぶことができます。

一方、年齢を重ねるに従って、門戸を開いてくれる会社は少なくなります。

その人が、会社に必要かどうか、
これまでの経験、スキル、人柄などから多面的に検討され、
ほとんどの会社は必要なしと判断します。

この落差が、再挑戦しにくいという実感に現れています。

学卒時を基準にすると、その後の就職はどんどん厳しくなっていきます。
そこをベースにすると、確かに再挑戦は難しくなると言えます。

私の基準は、一定の社会経験をした人の就職時です。
先ほど、挙げた後者のケースが基準です。

そこを基準に見ると、学卒時の就職はプラチナチケットを持った特殊な就職です。
恵まれすぎているのです。

人生の大半を占める後者の状況を基準とすることのほうが、ストレスが少なく過ごせると思います。

学卒時に希望の就職が果たせたら、うまくプラチナチケットを活用できたな、ってことです。

逆に希望の就職ができなかったとしても、プラチナチケットをなくしただけで、元のベースに戻っただけです。
落胆する必要はありません。

他の人と同じように、自分を必要とする会社をコツコツと探すだけです。

再挑戦しにくい社会という表現には、社会への批判、被害者の自分が見え隠れします。

どこに基準をおくかによって、今の自分がどういうポジションなのかが決まります。