鈴木 徹司

大学時代の転機(3)

Print Friendly, PDF & Email
鈴木です。

大学時代の転機の続きが遅くなってしまいました。

(つづき)

あと10年の生涯とすると、何をやり残しているのかな、

グルグル考えても、コレっといったものは見つからず、

曇天の中、ひとりあてもなく、歩き回っているような気分でした。

有り余る時間のなかで、ゆっくり半生を振り返ってみると、

自分はずいぶん恵まれていたな、と感じ始めました。

この世に生を受けたこと

自由ですばらしい社会で過ごせたこと

家族や友人と楽しさも苦しさも共有できたこと

安らかな気持ちになりました。

そうだ、これからは恩返しをしよう。

自分の人生に不満があるとすれば、一方的に自分が享受してきたこと、

まだ何の役にも立っていないことでした。

少しであっても、途中で終わったとしても、

出来るだけ長く、恩返しをしたいと考えるようになりました。

それから17年後の今。

元気に社長業をしている姿を見たら、当時の主治医はきっとびっくりするでしょう。

私には、何かまだ大きな使命があるのだ、と思っています。