鈴木 徹司

「席を譲ってくれませんか?」

Print Friendly, PDF & Email
おはようございます。
鈴木です。

馮さんの投稿と同じように、

私も席を譲りたいときには、何も言わず席を立つだけにしています。

席を譲る行為が、相手に不快な思いをさせることがあるからです。

黙って席を立っただけでも、席を譲られたことを察して、嫌な気持ちにさせているかもしれませんね。

親切は難しいものです。

それにしても、よく新聞の投稿欄にある「席は自発的に譲るべき」という論調は疑問です。

老人が目の前に立てば、自ら席を譲るべきで、

誰も譲らなかったことに怒っています。

私は、席を譲って欲しいと思う人が、まずは声を掛けるほうが自然だと思います。

怒る前に

「譲ってくれませんか?」 または

「この方に譲ってあげてはいかがですか?」

と声を掛けるほうが、人間関係が円滑です。

私は、先週、座席で足を組んでいる女性に、その人の靴が私に当たりそうだったので、

「足を戻してもらえませんか?」

と声を掛けました。

また、並んで電車を待っているときに、電車が来ると前に割り込んでくる方がいますね。

そういう方にも

「みなさん並んでいるんですよ。」

と指摘します。

少しびっくりされますが、受け入れてくれます。

悪気はなく、気付かなかっただけなんですね。

受け入れてもらうポイントは、怒っていないことです。

「席を譲ってくれませんか?」

「いいですよ。どうぞ。」

「席を譲ってあげてはどうですか?」

「構いませんよ。どうぞ。」

こんな会話の車内も素敵ですね。