清水 侑

あなたの周りの人のことを知るための二つの質問

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今回は、 「あなたの周りの人のことを知るための二つの質問」を紹介したいと思います。

誰かのことを知ることは、その人への理解が深まり、人間関係が円滑になるのはもちろん、個人としても人生が豊かになるような気がします。

とはいっても、ここでお話しできるのは、心理学的実験を通して得られた知見ではなく、あくまで私の実体験から生まれた「仮説」に過ぎません。ですから、これから述べることはあくまで、会話のネタ程度に思っておいてください。
ただし、経験上、9割以上の確率で当たっています。

一つ目。

「好きな言葉・座右の銘」

あなたの周りの誰かに、「好きな言葉・座右の銘」を聞いてみてください。
何かしらの回答が出てくると思います。

普通、「好きな言葉・座右の銘」はその人を表していると思われがちですが、

実は、その「好きな言葉・座右の銘」は、その人が「改善したいと思っている点」のことが多いです。

例えば、何事においても「最後の詰めが甘い」と自覚している人は、「勝って兜の緒を締めろ」いう言葉を好んだりします。

人は、自分の欠点をある程度認識していますから、多くの人はその欠点を直したいと思っています。
そのため、その思いが無意識となって、「好きな言葉・座右の銘」として表面化するのではないか・・・。私はそう考えています。

二つ目。

「食べ物の好き嫌いが多いかどうか」

食べ物の好き嫌いの多さというのは、大体が幼少期に決まってしまいます。そして、幼少期というのは人格形成に大きな影響を及ぼします。

このような知識は以前から知っていたのですが、ある時、私は食べ物の好き嫌いにある傾向が隠されていると気づきました。

食べ物の好き嫌いは、人の好き嫌いと同じなのです。

食べ物の好き嫌いが少ない人は、人の好き嫌いが少ない、ということです。

逆に、食べ物の好き嫌いが多い人は、もしかしたら、人の好き嫌いが多いかもしれません。

食べ物の好き嫌いというのは、ある種の「寛容さ・ワガママの程度」を示しますから、

食べ物の好き嫌いがはっきりしている人が、人の好き嫌いがはっきりしているのも、納得が出来ることかもしれません。

以上、「あなたの周りの人のことがわかる二つの質問」をご紹介しました。

人間は様々な面を持っているので、その人の一部分だけを知って全人格を判断するのはできないですが、

部分からしか全体を判断できないのも、また真実だと思っています。

今回の話が、何かのお役にたてていただければ光栄です。