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【BCP】Q&A:職員の協力を引き出すにはどうしたらいいですか。

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指定障害者支援施設は、BCPの策定が義務付けられていますが、その重要性について、策定担当者と現場の職員で認識にギャップが生じている事があります。

現場では日々の事業活動が忙しく、BCPは運営基準として仕方なく用意するものと捉えられている場合もあります。
またBCPの策定はわかりにくく、面倒なものと考えられがちで、できるだけ関わりたくないものというようなイメージを持たれることも少なくありません。

しかし、BCPを策定する上では、多くの職員の協力が必要です。BCPの策定をスムーズに進めていくには、まずは全職員がBCPの重要性を理解しながら、積極的に関与できる雰囲気作りが大切です。
代表者を中心に、全職員が協力しあえる体制になっていなければ、BCPはいざといった有事に活用できないただの目標となってしまいます。

BCPを有効なものとするには、スタートの段階から、代表者が積極的に関わり、自らBCPに本気で取り組む姿勢を見せることが必要です。
職員全員が同じ認識を持てるように、定期的に勉強会を開催したり、外部で行われているセミナーに担当者以外の職員を同席させたりするなど、事業所内の健全な危機意識を向上させることで、BCPに取り組みやすい雰囲気が作られます。

何らかの緊急事態が発生した際に、サービスを継続し、その後の法人を存続させるには、職員の協力を得てBCPを完遂させる必要があります。

実際に災害が起こった際に、職場でのコミュニケーションが良好で日頃から意思疎通が出来ている職場では被害が少なく済む可能性が高くなります。
BCP対策は何かが起こってしまってからでは出来ません。
通常通り事業活動が出来ているときにこそ、有事の際の対処について法人や施設会社としての方向性をまとめていくこと、職員同士のコミュニケーションを高めておくことが重要となります。

初めて作成する場合は、作成担当者も迷う部分が多く自分主導で計画を策定できるか不安かと思います。その際は、ぜひ弊社へご相談ください。
必要情報をいただき、BCPを策定することも可能ですが、弊社ではBCP策定のための社内研修・コミュニケーションのお手伝いも得意としております。
外部のコンサルタントが入ることで、事業所内の状況等を客観的に整理できる等メリットも多くありますので、一度お問い合わせください。