
こんにちは。山田です。
最近近い将来のことを考えてマンションギャラリー巡りをしています。
前回行ったギャラリーで担当してくれた女性がこのようにいいました。
「オリンピックも決まったので、これからますます職人さんが足りなくなるんですよ。これからマンションの販売価格はあがっていきますから、ぜひこの機会にご検討を!」
つい最近までは消費税が上がる前に!って言ってたのに、まさかオリンピックの余波が我が家にも来るとは。
ちょっと旬が過ぎてしまいましたが、東京でのオリンピック開催が決まってよかったですね。
大学の合格発表以来といっていいほど緊張した一瞬でした。
”日本には夢のチカラが必要だ”というテーマで招致活動がされていて、あまりピンとこないところがありましたが、いざオリンピックが決まると社会全体が前向きになった感じを実感します。
前回のロンドンオリンピックでも思いましたが、先進国で行うオリンピックというのは、中国やブラジルのような新興国で開催するオリンピックとは求められるものが違っていて、問題のない開催運営はもちろんのこと、無駄な費用をかけないローコストなオリンピック、テロ対策が万全なオリンピック、エコなオリンピック、マイナー競技でも会場がいっぱいになるオリンピックなど、東京オリンピックが求められるハードルはかなり高いと思っています。
そして何よりも私たち国民が「オリンピックやってよかったな」と実感できるオリンピックにしないといけないと思います。
マンションの話ではないですが経済的な効果はもちろん大きなものがあるでしょう。
観光立国を目指す日本にとって観光客が訪れるチャンスになります。
開かれた国になるいい機会にもなると思います。
様々な効果が期待されますが、スポーツ好きの私にとっては、”スポーツが与える人生の豊かさ”を国民が知るいい機会になればと思っています。
なんか総理大臣みたいなこと言っていますが(笑)、先日家族で家から近い日産スタジアムにJリーグの試合を観に行きました。
最近私のスポーツ観戦に付き合ってくれるのは息子でして、息子とは野球、バスケ、ラグビー、アメフトなどいろんなスポーツ観戦に行ってるのですが、スポーツには興味のない妻はひさしぶりのスポーツ観戦でした。
Jリーグで首位を走るマリノスと最近旬の柿谷選手がいるセレッソとの試合だけあって、普通のリーグ戦にも関わらずスタジアムは4万人近い観客で超満員。席が空いていなくてセレッソ側に座ったのですが、大阪からの大応援団に関東組が加わり、大阪南部チームならではのゴツイ応援が送られていました。
そんな盛り上がった試合中に妻がボソッと私に言いました。
「スポーツの試合を見に来て、たまにふと思うことがあるねん。こんなにたくさんの人が集まって、みんなで盛り上がってるけど、いったい何が楽しいんやろうって・・・」と。。。
スポーツに感動しない妻(正確に言うとルールもよくわかならないので勝ったり負けたりということに感動しない妻)にとって、そんなに必死になって応援する価値、お金を払って見る価値にふと疑問に思うことがあるそうです。
試合結果は1対1の引き分け。スタジアムにかけつけた4万人の観客のため息とともに、妻の疑問はますます深まっていくのでした。
そんな私たち家族の隣で試合開始からずっと立ちっぱなしで声を枯らしながら応援をしているおばさんがいました。
大阪から来たであろうそのおばさんは試合後も応援仲間と引き分けに終わったその試合について悔しそうに語らっていました。
私はそのおばさんを見て、たぶんこの人は毎週試合を楽しみにしていて、チームとともに喜んだり悲しんだりしてるんだろうなと、とても素敵に思いました。
スポーツというは究極的なところでいうと”なくてはならない”ものではありません。
しかし、私はスポーツというのは人の人生を豊かにするものだと思っています。
特に日本のように高度に発展した社会ではその意義は大きいと思います。
情報社会で知ってる知らないに大きな差が出ると言われたりしますが、スポーツの感動を知っているのと知らないのでは大きな違いがあると思います。
最近はランニングブームなどもあり、スポーツをする人が増えています。
私も近くの体育館でバスケや水泳をしたりしますが、平日のプログラムでも結構多くの人で賑わっていて驚きます。
スポーツをする時間がある、スポーツにかけるお金がある、というのはある意味豊かな社会の象徴だと思います。
今回、先進国である日本で開催されるオリンピック、国民にますますスポーツ文化が根付き、スポーツで人生が豊かにされる人が増えることを願っています。