東 周平

「自分の責任じゃない」ことは、「出来たらファインプレー」だ

東(アズマ)です。

業務上、何かちょっとしたトラブルが起きたとき、捉え方は大きく分けて2通りです。
「自責」か「他責」かです。

「自責」と「他責」は、どちらか一方が絶対的に優れている……というものではないと感じています。

まず、全て他責にしていると、自分自身に改善が起きません。

かといって、全て自責にすることも出来ません。
人間、誰しも、現状の能力には限界があります。
時間にも限りがあります。
際限なく、自分の周りの上手くいかないこと全てを「自責」として解決しようとすると、
本当に自分が解決しなければいけない問題の方がおろそかになります。
必ず、どこかで自・他の切り分けが必要となります。

そのため、「自責」と「他責」も、バランスが大事で、どちらの選択肢も持っておくことが肝要です。
とはいえ、多くの人・多くの場合、このバランスが「他責」に寄ってしまっているように感じます。

意識的に、バランスを「自責」寄りに変化させるには、日ごろの思考の癖付けが有効です。

例えば、誰かに対して、「なんで~~してくれなかったんだろう」という考えが頭をよぎったとしましょう。
それが、社内の先輩なのか、後輩なのか、はたまた取引先の担当者なのか。
色々な相手が考えられますが、いずれにしても、「責任」から少し思考を離してみるのが有効だと思います。

典型的な「責任」の思考は、「~~してくれなかった」とか、「~~すべき」とか、「~~が良くない」とかです。

ここを度外視して、「自分がすべきだったか/自分の責任かは置いといて、私の力で問題が解決したら、それはそれですごい!」という思考が、前向きで行動に変化しやすくて、個人的によく活用しています。
こういう「出来たらファインプレー」「出来るに越したことはない」という思考で、気楽に課題解決していけると、「責任」の話をするより周りとの関係性も良くなりやすく、実行力も高まりますね。

また、この思考は「自分で課題解決する時」に限りません。
「相手にこうしてほしかった」と伝える時にも、「責任」の話によりすぎるのではなく、「やったらファインプレー!」という要素を入れてみるのも、時には有効です。

(やって当たり前のことまで、ファインプレーとするのは無理がありますが。
 これもバランスの問題です)

色々な手札を持って、自分の思考も・相手とのコミュニケーションも、適切なバランスにしていけるよう、日ごろから考えて調整していくのが良いでしょう。

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