暗号資産交換業(仮想通貨)

登録要件

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1.登録要件の概要

仮想通貨交換業の登録要件の概要は、下記のようになっています。

(1)組織について

  ・株式会社または国内に営業所を有する外国仮想通貨交換業者であること

(2)財産について

  ・資本金が1,000万円以上であること

  ・債務超過でないこと

(3)業務遂行体制について

  ・仮想通貨交換業を適正かつ確実に遂行する体制の整備が行われていること

 (4)法令順守体制について

  ・仮想通貨交換業者に関わる法令の規定を遵守するために必要な体制の整備が行われていること

(5)商号について

  ・他の仮想通貨交換業者が使用している商号、名称と同一又は類似のものを用いないこと

(6)他に行っている事業について

   ・他に行う事業が公益に反しないこと

2.業務執行体制と法令順守体制について

「1.登録要件の概要」のうち、キーポイントは「業務遂行体制について」と「法令順守体制」です。それら以外は簡潔でわかりやすいのですが、しかし「業務遂行体制について」は「仮想通貨交換業を適正かつ確実に遂行する体制の整備が行われていること」、「法令順守体制」は「仮想通貨交換業者に関わる法令の規定を遵守するために必要な体制の整備が行われていること」と、抽象的な定義しか法律では規定されていません。これは、「法律ではざっくりと決めるから、詳しいことは事務ガイドライン(第三冊:金融会社関係16.仮想通貨交換業者関係)を見てね」という理由からです。

この事務ガイドライン(第三冊:金融会社関係16.仮想通貨交換業者関係)で決められたルールが膨大な量に上ります。マネーロンダリング対策から顧客情報管理、仮想通貨や金銭の分別管理まで、仮想通貨交換業登録を目指す事業者が超えるハードルは多岐に渡ります。分量でいうと、ルールが書かれたページだけでもA4用紙で60枚近くに上ります。

 参考:事務ガイドライン(第三冊:金融会社関係16.仮想通貨交換業者関係)
 http://www.fsa.go.jp/news/28/ginkou/20170324-1/19.pdf




弊社では、それらの細かなルールを踏まえた上で、事業者の方がスムーズに登録できるように、適切なサポートをします。

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