リン シキ

週末の小さな癒し


週末の小さな癒し

最近はありがたいことにお仕事がとても忙しく、日々あっという間に過ぎていきます。
もちろんやりがいを感じる一方で、気づけば頭の中が仕事のことばかりになってしまうことも。
そんなときこそ、意識的に心を休める時間が必要だなと感じています。

もともと旅や自然が好きなこともあり、最近の週末は「自然の中で過ごす時間」を大切にしています。
山の中で風を感じながら読書をしたり、川のせせらぎを聞きながらぼんやりしたり。
そんな穏やかな時間が、思っていた以上に心をほぐしてくれるのです。

今読んでいるのは、星野道夫さんの『長い旅の途上』。
彼が描くアラスカの風景には、読んでいるだけで胸が高鳴ります。
冬のオーロラや雪に覆われた大地、そして夏にあふれる生命の息吹。
どれも遠い世界の話なのに、なぜか自分の心が満たされるような感覚になります。

印象的だったのは、彼が語る「二つの自然」の話です。
ひとつは、日々の生活とつながっている“身近な自然”。
道ばたの花や、雨上がりの空気。もうひとつは、日常とは離れた“遠い自然”。
アラスカのように簡単には行けない場所でも、その存在を知るだけで心が豊かになる——そう語っていました。

昔の私は、どちらかというと“遠い自然”に憧れていました。
でも最近は、通勤途中に見かける花や、夏の公園に響く蝉の声、木々の緑にも癒されるようになりました。


どんなに忙しくても、ふと足を止めて小さな自然に目を向けると、
「ああ、みんな懸命に生きているんだな」と思えて、
自分ももう少し頑張ろうという気持ちになります。

日々の仕事の中でも、そんな小さな自然のように、人を癒したり、支えたりできる存在でありたい。
そんなことを思う今日この頃です。

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