トピックス

【プロの視点】クール・ネット東京補助金、「契約日と工事日」のルールを知らないと損をする!

補助金が不交付になる“落とし穴”とは?

東京都が実施する「住宅の高断熱化・太陽光発電等の導入促進に係る補助金」(通称:クール・ネット東京補助金)は、太陽光、蓄電池、高断熱窓・断熱材などの省エネ設備導入に対して助成を受けられる制度です。

しかし、申請時に多く見られる失敗例が、「契約日・工事日のルール」を知らない、ということ
このルールを守らなかったために対象外となるケースもあります。

事前申込の前に契約・着工すると「対象外」に

この補助金制度では、申請者が事前申込完了前に、契約や工事を開始してはいけないというルールがあります。

  • × 見積を取って、口頭で契約 →書面が無い場合は NG
  • × 注文書に署名 → 事前申込前ならNG
  • ○ 注文書・工事契約書は、事前申込後に交わすこと

この原則に反すると、たとえ工事内容が対象要件を満たしていても、一切補助金が支給されない可能性があります

契約日ルールの例外もあります!

クールネット東京の本補助金申請では、

例年 特例期間 が設けられています。

令和7年度は 2025年4月1日 ~ 2025年6月30日 までに、

契約したものは、今からでも申請対象となる可能性があります!

「見積書」や「発注書」が契約とみなされることも

補助金事務局は、「事業者との取り決めの事実」がある書類をすべて精査します。
たとえば…

  • 見積書に正確な金額、設置住所などの記載がある
  • 注文書と請書はセットで提出する必要がある
  • 簡易な見積書の場合は、別途「見積書内訳書」の提出が必要となる

申請機器に関連する契約が記載された見積書・契約書は全て準備しておくのが良いでしょう。

また、こうした書類が事前申込より前の日付で存在していると、それだけで「契約済み」と指摘が入るケースもあるのです。

工事業者や他の補助金申請とのスケジュール調整も必要

クールネット東京は全てオンラインでの申請なので、書類や必要情報が揃っている場合、

多くの場合、事前申込にかかる時間は少ないです。

ただし、

①事前申込完了まで、契約と工事はSTOPする必要があります。

 こちらは言うまでもなく、契約や工事開始間際に申請する際は、かならずスケジュール調整が必要です。

②また他の補助金申請をしている場合、その補助金の確定通知書が必要です。
 実績報告までに取得する必要があります。

 国や他の自治体の制度と併用申請する際は、スムーズにそれらの確定通知書を取得する必要があります。

 国や他の自治体の確定通知書が、実績報告時に間に合わないというケースも発生しているので、注意が必要です。

まとめ:スケジュールを間違えると全額自己負担に

補助金申請では、「あとから直せばOK」では済まされない書類が多くあります。
今回ご紹介したクールネット東京の申請では、契約日・着工日のルールは、取り返しがつかない致命的ミスになり得ます。

補助金を確実に活用するためには、申請前に制度のルールをしっかり把握し、事前の契約・発注行為を控えることが大前提です。

また、並行して、他の国や自治体とのスケジュールとの調整も必要となります。

弊社では、クールネット東京への申請は年間数百件以上の実績があり、

よくある落とし穴も把握して上で、申請の代行サポートをいたします。

代理申請の申込はこちらから

無料相談受付中!
問い合わせ Contact Us
無料相談受付中!
問い合わせ Contact Us