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倉庫業登録 倉庫明細書の記載方法

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サポート行政書士法人・物流チームの三瓶です。

 

倉庫業登録において最も重要となる書類といえる倉庫明細書について解説します。

 

倉庫明細書の作成にあたっては、倉庫業法施行規則等運用方針を理解し、作成していく必要があります。

 

ここでは、倉庫業法施行規則等運用方針を抜粋しながら、解説したいと思います。

 

■倉庫明細書の作成方法

 

①倉庫明細書の作成枚数

 

倉庫明細書は、原則として1棟または1区の倉庫ごとに作成し、主要構造がほぼ同一の連棟建の倉庫においては、1棟の倉庫として、一連の柵等で囲まれた区画内で保管場所が数カ所に分かれている野積倉庫または水面倉庫にあっては1区の倉庫としてそれぞれ取り扱うこととし、1枚の様式に記載する。

 

なお、庫内が複数の区画に分かれている1棟の倉庫では、倉庫の種類または主要構造の異なる区画が存在する場合においては、主要構造又は倉庫の種類の異なる区画ごとに倉庫明細書を作成する。

 

その場合において、倉庫の所在地や建築年月日といったそれぞれの倉庫明細書の記載内容で重複する事項については、その記載を省略することができます。

 

 

②倉庫明細書の記載内容

 

倉庫明細書の記載内容は、倉庫の平面図、立面図及び断面図、配置図並びに倉庫構造及び建具の詳細を記載した書類の記載内容に一致している必要があります。

倉庫の名称 倉庫に設定する名称を記載する
主要構造

以下の記載例を参考にを記載する

鉄筋コンクリート造地下1階地上4階建

鉄筋コンクリート造3階建(2階及び3階を倉庫として使用)

鉄筋コンクリート造鉄骨小屋組波形石綿スレート葺平家建

れんが造木造小屋組日本瓦葺平家建

鉄骨造カラー鉄板張カラー鉄板折版葺2階建

軽量鉄骨造波形石綿スレート張カラー鉄板瓦棒葺平家建

木造鉄網モルタル塗亜鉛鉄板葺平家建

木造カラー鉄板張波形石綿スレート葺平家建

東南面鉄筋コンクリート組立塀囲み西北面鉄網囲み野積場

周囲鉄筋コンクリート組立土留囲み水面

厚鉄板製タンク

倉庫の種別及び保管する物品の種類 則第3条に掲げる倉庫の種類及び当該倉庫において保管する物品の類別を記載し、参考として括弧書きで当初保管する物品の名称を記載する
各階別の規模の欄中「面積」 各階ごとの保管室及び荷役場(荷役の用に供するエレベーター、階段及び通路の面積を含み、建物の外壁外に突出するプラットホーム、ベランダの類は、たとえ荷役の用に供されるものであっても除く)の延面積(壁その他の区画の中心線で囲まれた部分の水平投影面積により算出)を記載する。保管室又は荷役場と隣接して警備員室、事務所、荷主詰所、電気室、ポンプ室、機械室その他保管業務又は荷役業務と直接の関連を有しない施設が設けられている場合にあっては、これらの面積を有効面積に算入しない。
各階別の規模の欄中「備考」 定温装置を有する倉庫の保管面積及び温度等必要な事項を記載す る。
小屋組み 梁及び合掌等屋根を支える骨組み
軸組み 柱及び間柱等壁を構成する骨組み
床組み 床束及び根太等床を支える骨組み
天井 天井のある場合はその構造を記載する

 

 

 

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