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高速ツアーバスの追加規制について

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昨日のWEBニュースを読んだところ高速バスツアーの規制が一段と強まるみたいです。
 
具体的には、貸切バス会社を手配する仲介、下請けの全面禁止。
旅行会社と貸切バス会社との運行委託契約について国交省の許可を取らせる。
旅行業者も「高速路線バス」事業者として貸切バス免許の取得義務付けなどが挙げられます。
 
これは、関越道の高速ツアーバス事故で、
ツアーを企画した旅行会社と運行したバス会社の間に複数の仲介業者が介在し、
安全管理上問題があったこと(つまり、旅行会社がバス業者の実態を把握していないケースが多く、
運行の管理責任があいまいになっていること)や、
高速ツアーバスを取り扱う旅行業者を国交省の監督下に置くことを主眼にした措置です。
 
このほか、安全管理を徹底するため運行を委託したバス会社が、
委託先の営業所を年1回以上訪問して調査することや、
重大な法令違反のあったバス会社への委託は認めないなどの規定も盛り込むことが検討されています。
 
運送業は規制緩和の反動で、最近、国交省による監査がだいぶ強化されている感じを受けます。
免許の取得条件が緩和されてバス業界への参入しやすくしただけではなく、
行政側にも、特に旅客運送事業については、
同事業者に対して旅客の命を預かる仕事だとの意識をもっと喚起する必要があったと思います。