「不安」の上手な使い方① ―不安の正体―

 
 
 
 
こんにちは、新宿オフィスの増野です。

GW広島帰省時、帰りの新幹線での出来事です。

新幹線は、リターンラッシュの子供達で大賑わい。
同じ車両にいた母親が、子供達に「次の駅で降りるから準備ね」と言いました。

すると、3才位の男の子が、ものすごい勢いで泣きわめき始めました。

その子は、どうやら電車が大好きな男の子。

事情を察した母親が「降りたらもっと好きな電車に乗るから大丈夫よ」と言うと、
瞬時にニコニコ笑顔に戻りました。

ささいな一場面ですが、とても興味深い出来事でした。

「新幹線が、目的地に近づき、母親が降りる準備をするように言った」
起きた事実は、ただこれだけです。

それなのに、この子は「もう好きな電車に乗れない」と、
勝手に自分にとってマイナスな要素を追加し、勝手に悲しくなり、
勝手に泣きわめいた訳です。

不安の正体は、まさにこれだと思います。

まだ起きてもいない仮説、確証もない仮説を勝手に立て、
勝手にそれが現実に起きたように気を病み、心を悩ませ、
自分で自分の心を疲弊させている状態です。

この自分で勝手に作り上げた不安に襲われている時間は、
無意識の内に行動が減り、視野も狭くなり、何も進まず、何も解決しない時です。

私達大人も、たぶんこの男の子と同じです。
日々、勝手に不安に襲われているはずです。

例えば、仕事中。

案件が少ない時には、
「このまま毎月予算達成できないかも。チームや担当を変えさせられるかも。
 社員間評価で低評価を受けるかも。後輩に越されるかも…」

案件が増えたら増えたで、
「実務がまわらなくなるかも。手続き漏れが起きるかも。
 同じことの繰返しで成長がとまるかも。このハードワークがずっと続くかも…」

仕事以外でもきっと同じです。
 

不安は、エンドレスに、いつも、私達を襲ってきます。

不安をなくせれば、最高です。

でも無理です。諦めてください。

だって、電車好きな男の子が、誰から教わるでもなくそうしていたように、
人間の賢い本能がそうさせるんですから。
  

「不安は絶対なくせない/ゼロにはならない」と潔く諦めること。
 
不安を上手に使う為の、ファーストステップは、実はこれだと思います。

でないと、いつまでたっても不安がなさそうに見える誰かと比較して、
もっともっと不安になっていきます。

不安がなさそうに見える誰か、
不安なんか感じる余地もなくすごく偉大に見える誰かも、
絶対に不安を抱えて生きています。

不安のない人なんて、いないんです。
 

そうはいっても、不安過多の状態は、精神的にも肉体的にも疲弊してしまうので、
適度な不安量に抑え、上手に付き合っていくことが大切です。

ということで、次回は「不安を減らす方法」を取り上げたいと思います。 

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