張 政嘉

なぜ中国人は、日本では「RED」に情報を求めるのか

今日、中国のお客様とお電話でお話ししている中で、とても的確な一言を聞きました。

「中国人が日本で生活したり、日本の企業と関わる時、情報の得方は、中国にいる時とは大きく違いますよね。」

まさにその通りだと感じました。


中国では「人」から情報を得る

中国にいる時、多くの情報は検索エンジンよりも、人間関係の中で得られます。

  • 友人からの一言
  • 同業者の実体験
  • 先に試した人の評価
  • コミュニティ内で共有される空気感

情報は自分で探すものというより、
関係性の中で自然に集まってくるものであることが多いです。


日本では、中国人は「ネット」に頼る割合が高くなる

一方、日本で生活したり、日本企業と関わる中国人にとっては、環境が大きく変わります。

  • 言語の違い
  • 情報が日本語前提で構成されている
  • 制度説明はあっても、実務レベルの背景が見えにくい
  • 公式情報と実際の運用の間にギャップがある

その結果、多くの中国人が、
インターネット上の体験ベースの情報に頼るようになります。

そこで選ばれるのが、RED です。


RED の本質は「中国人同士をつなぐ検索」

機能面だけを見ると、RED は検索プラットフォームのように見えます。
しかし構造的には、中国人同士の経験をつなぐ情報ネットワークだと感じています。

ユーザーが探しているのは「正解」ではなく、

  • 自分と似た状況にいる中国人
  • 同じ条件で選択をした中国人
  • その後どうなったかを知っている中国人

つまり RED は、

「中国人による、中国人のための検索」
あるいは、経験を検索できる場所

と言えるでしょう。


なぜ「継続投稿」が重要なのか

RED の運用というと、一時的な拡散や話題性に目が向きがちです。
しかし、中国人向けに日本の情報を発信する場合、継続性はとても重要です。

理由は明確です。

  • 日本に関わる意思決定は慎重になりやすい
  • 一度の投稿では判断材料として不十分
  • 信頼は時間をかけて形成される

同じ日本企業、同じ発信者の情報を、
繰り返し目にすることで、

ユーザーは「印象」ではなく、
安心して参照できる情報源として認識するようになります。


中国ユーザーにとって、RED は「日本を理解するための窓」

多くの中国ユーザーにとって、RED は単なる SNS ではありません。

  • 日本の制度は実際どう運用されているのか
  • 日本企業はどんな考え方で仕事をしているのか
  • この会社は信頼できる相手なのか

そうした点を、間接的に観察・判断する場でもあります。

派手な宣伝よりも、
論理が一貫した、
継続的な発信そのものが、
企業の姿勢として伝わっていくと感じます。


最後に

RED の価値は、集客だけではありません。

それは、中国と日本という異なる環境の間で、
情報の理解と信頼を積み重ねていくための通路です。

そして、継続して書くという行為そのものが、
その姿勢を静かに示すメッセージになるのだと思います。

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