なぜ中国人は、日本では「RED」に情報を求めるのか
投稿日:2026年1月14日
今日、中国のお客様とお電話でお話ししている中で、とても的確な一言を聞きました。
「中国人が日本で生活したり、日本の企業と関わる時、情報の得方は、中国にいる時とは大きく違いますよね。」
まさにその通りだと感じました。
中国では「人」から情報を得る
中国にいる時、多くの情報は検索エンジンよりも、人間関係の中で得られます。
- 友人からの一言
- 同業者の実体験
- 先に試した人の評価
- コミュニティ内で共有される空気感
情報は自分で探すものというより、
関係性の中で自然に集まってくるものであることが多いです。
日本では、中国人は「ネット」に頼る割合が高くなる
一方、日本で生活したり、日本企業と関わる中国人にとっては、環境が大きく変わります。
- 言語の違い
- 情報が日本語前提で構成されている
- 制度説明はあっても、実務レベルの背景が見えにくい
- 公式情報と実際の運用の間にギャップがある
その結果、多くの中国人が、
インターネット上の体験ベースの情報に頼るようになります。
そこで選ばれるのが、RED です。
RED の本質は「中国人同士をつなぐ検索」
機能面だけを見ると、RED は検索プラットフォームのように見えます。
しかし構造的には、中国人同士の経験をつなぐ情報ネットワークだと感じています。
ユーザーが探しているのは「正解」ではなく、
- 自分と似た状況にいる中国人
- 同じ条件で選択をした中国人
- その後どうなったかを知っている中国人
つまり RED は、
「中国人による、中国人のための検索」
あるいは、経験を検索できる場所
と言えるでしょう。
なぜ「継続投稿」が重要なのか
RED の運用というと、一時的な拡散や話題性に目が向きがちです。
しかし、中国人向けに日本の情報を発信する場合、継続性はとても重要です。
理由は明確です。
- 日本に関わる意思決定は慎重になりやすい
- 一度の投稿では判断材料として不十分
- 信頼は時間をかけて形成される
同じ日本企業、同じ発信者の情報を、
繰り返し目にすることで、
ユーザーは「印象」ではなく、
安心して参照できる情報源として認識するようになります。
中国ユーザーにとって、RED は「日本を理解するための窓」
多くの中国ユーザーにとって、RED は単なる SNS ではありません。
- 日本の制度は実際どう運用されているのか
- 日本企業はどんな考え方で仕事をしているのか
- この会社は信頼できる相手なのか
そうした点を、間接的に観察・判断する場でもあります。
派手な宣伝よりも、
論理が一貫した、
継続的な発信そのものが、
企業の姿勢として伝わっていくと感じます。
最後に
RED の価値は、集客だけではありません。
それは、中国と日本という異なる環境の間で、
情報の理解と信頼を積み重ねていくための通路です。
そして、継続して書くという行為そのものが、
その姿勢を静かに示すメッセージになるのだと思います。

