特定原産地証明書

「輸出産品のHSコード」とは??

更新日:2025年9月10日


HSコードについて、輸出が初めての方などは聞きなれないワードだと思います。

HSコードとは、輸出入する品目のための分類番号のことです。

上6桁は世界共通のコードであり、EPA利用時にはこの上6桁のコードを使用します。

H Sコードによって利用できる協定や適用規則が定められているため、

特定原産地証明書を取得する際は、正確にH Sコードを確認することが重要になります。
 

そこで今回は、HSコードの確認ポイントを紹介します。

HSコード

<輸出産品のHSコード確認方法>

輸出産品のHSコードは、
 

  • 輸出産品のHSコードを輸入国側に確認
  • HSコードのバージョンを確認
  • 原産地規則の確認

 
の手順で確認を行うとスムーズです。

1.輸出産品のHSコードを輸入国側に確認

EPAに基づく特定原産地証明書は輸入国側の税関にて使用するものとなります。

輸入国によって、HSコードが異なる可能性があるため、まず、輸入国側の税関や輸入者へHSコードの確認をしましょう。

2.HSコードの年度版を確認

各EPA協定は、採用している年度版が異なっています。

相手国側の税関に確認する際に、利用協定と輸出産品のHSコードバージョンが一致していることも確認する必要があります。以下の表から各EPA協定バージョンをご確認ください。
 

HS2002日チリ日メキシコ日マレーシア日ブルネイ
日フィリピン
HS2007日スイス日ベトナム日インド日ペルー
HS2012日オーストラリア日モンゴルCPTPP 
HS2017日タイ日インドネシア日アセアン日EU
HS2022RSEP

詳細は日本税関サイトにて確認ください。

3.原産地規則の確認

利用協定が決定した後に、原産地規則を確認します。
 
原産地規則には、CTCルール・VAルールの2つの規則があります。
CTCルールは原材料と輸出産品のHSコードの変化で原産性を判断するため、原材料HSコードの確認が必要です。

しかし、原材料HSコードの確認も、ポイントを抑えれば正確に且つ時間を短縮して確認することが可能です。
 
弊社では、原材料HSコードの調査を行なっているだけでなく、確認方法のアドバイスも行なっています。
機械産品などの構成部品が多くHSコードに悩んでいる方や食品などのHSコード調査に苦戦している方は、ぜひ一度弊社に問合せください。

また、各原産地規則については、以下のページで詳しく解説しているので、是非ご覧ください。

HSコードについてよくある質問

HSコードはどこで確認できますか?

HSコードは、税関のポータルサイトの「輸出統計品目表」にて確認可能です。

各協定の年度版を確認し、該当の年度版にて製品のHSコードを確認します。

税関ポータルサイト「輸出統計品目表」

HSコードが変更になることはありますか?

国際的な取引の変化に対応して、変更があります。

5年に一度の変更に加えて協定ごとに不定期に変更する可能性もあります。

税関よりお知らせがあるため確認が必要です。

HSコードを間違えていた場合、どのような影響がありますか?

HSコードを間違えると、税関での手続きが遅れたり、誤った関税が課せられることがあります。

最悪の場合、罰則や追加費用が発生する可能性があるため、正確なHSコードを使用することが重要です。

HSコードでお悩みの方はご相談ください!

特定原産地証明書の取得で最も重要となるHSコードについて説明しました。

弊社では、初回の相談時に上記のポイントに加え、どの規則を利用することがお客様にとって最適なのかなど、お客様の状況に合わせたコンサルティングをしています。

弊社での主なサポート内容

  • 特定原産地証明書取得に関する手続きの説明
  • 品目別規則等の確認
  • HSコードの調査
  • 提出書類の作成
  • 原産品判定依頼・特定原産地発給申請

EPAの利用は、貿易の大きなコスト削減に繋がります。

特定原産地証明書の取得を考えている方や困っている方は、下記フォームより、お気軽にご連絡ください。

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