こどもみらい住宅支援事業
グリーン住宅ポイントとの違い
こどもみらい住宅支援事業とグリーン住宅ポイントとの違い
「こどもみらい住宅支援事業」と似た制度として、令和2年度第3時補正予算の「グリーン住宅ポイント」がありました。どちらも、新築または中古住宅のリフォームを行った住宅取得者が受けられる補助制度ですが、どのような違いがあるのか、詳しくお伝えしていきます。
申請方法の違い
こどもみらい住宅支援事業の申請は、住宅の建設・販売事業者やリフォーム業者などは住宅事業者が行う必要があります。住宅は事業者は、申請前に事業登録をしておかなければ申請できなません。また、補助金の交付が事業者へ行われることも大きな変更点の1つです。
グリーン住宅ポイント | こどもみらい住宅支援事業 | |
申請者 | 住宅取得者 または 住宅取得者等から委任を受けた住宅事業者 |
住宅取得者等の委託を受けた 事業者登録済みの住宅事業者 |
申請方法 | 郵送・窓口・オンライン | オンライン申請のみ |
交付方法 | 住宅取得者等へポイントで還元し 希望商品への交換や追加工事費に充てる |
住宅事業者へ交付 ※登録事業者へ振込され、申請者へ還元すること |
申請時期 | 工事完了後 新築と1000万円以上のリフォーム工事は、「完了前申請」可能 |
新築は工事着工後の交付申請と完了申請。リフォームは原則、完成・引渡し後の申請。 |
申請時の 工事状況 |
工事着工前でも申請 | 着工後、補助額以上の工事出来高がある場合に申請可能。 出来高確認書を提出。 |
補助額の違い
グリーン住宅ポイントでは、自宅を建設・購入したり、リフォームを発注したりした場合に申請できました。しかし、こどもみらい住宅支援事業では、新築住宅の場合は、18歳未満の子がいる子育て世帯と夫婦のいずれかが39歳以下の若者夫婦世帯のみ、上限100万円の補助が受けられます。 リフォームについては、全世帯への交付が可能ですが、子育て世帯・若者夫婦世帯は上限60万円、その他の世帯は上限50万円です。付与額も一部、見直されています。
グリーン住宅ポイント | こどもみらい住宅支援事業 | |
ZEH、Nearly ZEH、ZEH Ready、 ZEH Oriented (強化外皮基準かつ再エネを除く一次エネルギー消費量▲20%に適合するもの) |
最大100万Pt円/戸 | 最大100万円/戸 |
高い省エネ性能等を有する住宅 (認定長期優良住宅、認定低炭素建築物、 性能向上計画認定住宅) |
最大100万Pt/戸 | 最大80万円/戸 |
省エネ基準に適合する住宅 (断熱等級4かつ一次エネ等級4以上を満たす住宅) |
最大60万Pt/戸 | 最大60万円/戸 |
既存住宅の購入のみ | 15~45万Pt/戸 | 対象外 |
リフォームにおける補助額の違い
リフォームにおいては、追加工事の対象内容や、一部の補助単価のアップなどがあります。主な項目別比較しましたので、以下をご参照ください。
グリーン住宅ポイント | こどもみらい住宅支援事業 | |
追加工事 | 一定の要件に適合する追加工事との交換 | 子育て対応改修が補助金の対象 |
キッチンセット設置・交換 | 86,000円/戸を補助 ※子育て対応改修の「掃除しやすいレンジフード」 「ビルトイン自動調理対応コンロ」との併用不可 |
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高機能エアコン | 発行されたポイントで追加工事へ交換 | 19,000円~24,000円/台を補助 複数設置可 |
ガラス交換
面積 | グリーン住宅ポイント | こどもみらい住宅支援事業 |
1.4㎡以上 | 7,000ポイント | 8,000円/枚 |
0.8㎡以上 1.4㎡未満 | 5,000ポイント | 6,000円/枚 |
0.1㎡以上 0.8㎡未満 | 2,000ポイント | 2,000円/枚 |
内窓設置・内窓交換・外窓交換
面積 | グリーン住宅ポイント | こどもみらい住宅支援事業 |
2.8㎡以上 | 7,000ポイント | 21,000円/枚 |
1.6㎡以上 2.8㎡未満 | 5,000ポイント | 16,000円/枚 |
0.2㎡以上 1.6㎡未満 | 2,000ポイント | 14,000円/枚 |
ドア交換
面積 | グリーン住宅ポイント | こどもみらい住宅支援事業 |
開戸:1.8㎡以上 引戸:3.0㎡以上 |
28,000ポイント | 32,000円/枚 |
開戸:1.0㎡以上 1.8㎡未満 引戸:1.0㎡以上 3.0㎡未満 |
24,000ポイント | 28,000円/枚 |