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2021年4月16日

客貨・貨客混載輸送の導入で活路を見出せるか?

  コロナ禍の外出自粛ムードによる人の移動の減少、顧客企業の営業自粛による物流需要の低下等、大きな痛手を追っている運送事業者は数多くおられます。需要低下による収益減に悩む事業者様には是非知っておいていただきたいのが、「客貨混載」「貨客混載」型の運送業への転換への可能性についてです。物流車両で旅客を運ぶ運送形態を客貨混載、旅客車両に貨物を積載する運送形態を貨客混載と呼びますが、このように同じ車両で「人」と「モノ」を同時に運ぶビジネスの可能性について、経済産業省・国土交通省が合同で推進しているプロジェクトがあります。

 

 経済産業省・国土交通省は2019年から「スマートモビリティチャレンジ事業」というプロジェクトを推進しています。このプロジェクトでは同じ車両で「人」と「モノ」を同時に運ぶビジネスの導入効果と成功のポイントを検証するため、全国50地域で実証実験が行われています。2020年に行われた実証実験の結果を元に、2021年にはより高度な実証実験の実施が予定されています。


 過去の実証実験から「客貨混載」、「貨客混載」の導入により、低コストでのサービス拡充や、物流事業者側の負担軽減等の効果が得られるとの知見が得られた一方、下記のような課題もあります。


・通常2人乗りの貨物車両では、供給数の拡大が難しい。

・既存の交通事業者との利害調整が必要。

・旅客輸送優先で空き時間での貨物配達を行うため、1台の車両では限度がある。

・積載貨物のセキュリティの整備が必要。

「客貨混載」、「貨客混載」導入の際は必要な許認可の確認が必須

 貨物輸送や旅客輸送を有償で担う貨物運送事業、旅客運送事業はそれぞれ必要な許可が異なります。物流から旅客、旅客から物流とサービス拡大の可能性を探りながら、法的要件もしっかり確認し、必要な許認可を取得しましょう。