やるべき事の中に喜びを見いだす力。

“Wisdom consists in doing the next thing you have to do,
doing it with your whole heart, and finding delight in doing it.”
― Meister Eckhart

「智恵とは、次に行わなければならないことを行うこと、それを全身全霊で行うこと、そしてその中に喜びを見いだすこと。」

やりたいこと、ということが持て囃される時代です。

人間は土地から解放され、出自から解放されて、己の腕一本で価値を出していく必要がある、そんな時代です。

裏を返せばそれは「やらなくてはならないこと」を奪い去られている時代であるとも言えるでしょう。それはほとんどの人にとっては厳しいと思うのです。

では、やらなくてはならないことを持たない場合、それでも仕事をしないといけない。そんなとき、どうすれば良いのでしょうか?

その一つの答えが「やりたいことを仕事にする」ということなのだと思うのです。

 

では「やりたいこと」ってなんでしょうか?

そんなもの、ありますか?

あったとして、それを仕事にすることってできますか?

人間というのは千差万別、好みも幸せの形も全く違うのです。やりたいことの定義だって違います。

ですが「資本主義経済下で評価される仕事」というものは限られています。もちろん「他人に価値を与えること」を仕事だとしたら、もっと仕事の定義は広がりますが。だから、起業や破壊的なイノベーションが好まれる時代でもあるとは思います。ただ、大多数の人間にとって「仕事を創出する」というのは難しいことでしょう。それは資本主義経済下で評価される一定の能力が求められるからです。

やりたいことも千差万別。その中で仕事として「やりたいこと」なんてほんの一部の一部。起業が持て囃されたって、そんなのさらに一部の一部。

だから「やりたいことを仕事にする」なんてウソです。

情報商材を販売したいセールスマンのマーケティング戦略か、あるいは「やるべき事」を失った環境で”必然的に思いついてしまう”、それだけのものです。

では、現代において、どう仕事と向き合うべきか。

それは「やらなくてはならないこと」とか「やりたいこと」以前のものに返ることです。

「智恵とは、次に行わなければならないことを行うこと、それを全身全霊で行うこと、そしてその中に喜びを見いだすこと。」

昔も今も、目の前にやることは明確にあります。

仕事や子育て、学校、教育、料理や買い物、など。

結局のところ、我々は生きている限り、目の前にやるべき事は一杯あります。

 

問題はそれに対する態度です。

どこかにあるかもしれない、そんな「やりたいこと」なんていう、ウソ、呪いのために、今目の前にあることをおろそかにしてはないけないと思うのです。

やりたいことなんてありません。それは当たり前の事。当たり前の事実。やりたいことが仕事じゃないなんて当然のことです。

我々に出来る事は、目の前にあることを「やりたいなんてことを夢想して適当にやるか」「全身全霊でやるか」の二つに一つしかありません。

であればそれは目の前にあるやらなきゃいけないことを、全身全霊でやることしか、我々に出来る事はないんです。

若かろうとそうでなかろうと、才能があろうがなかろうが、人生の一切の全ての場面で、それしかないのです。

千差万別に違う我々に出来る事は、明らかになさそうであろう「やりたいこと」を夢想して今をおろそかにするのではなく、「今やるべき事を全身全霊で行うこと」それしかないのです。

今をないがしろにしてはいけないのです。

そしてそういった取組、生き方の中に「Delight」(光/喜び)を見いだすこと、それが智恵だと、そういうことなのですよね。

職業に貴賎がないように、生まれにも貴賤はなく、そして人生にも貴賤はありません。あるのは今に対する向き合い方、たった一つだけです。

だから、この言葉を座右の銘にしています。

“Wisdom consists in doing the next thing you have to do,
doing it with your whole heart, and finding delight in doing it.”
― Meister Eckhart

「智恵とは、次に行わなければならないことを行うこと、それを全身全霊で行うこと、そしてその中に喜びを見いだすこと。」

巡り会ったやるべき事に全力を費やし、その中に光を見いだしていくこと。

そうやって生き続けていきたいと思っています。

“Wisdom consists in doing the next thing you have to do,
doing it with your whole heart, and finding delight in doing it.”
Meister Eckhart

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